【主な特長】 ■PCのマルチモニター表示に対応するグラフィックボード
■ファンレス・ロープロファイルモデルもラインナップ
Mシリーズを使用した12面表示のデモンストレーション Matroxは、CeBIT2010(ドイツ・ハーノファで開催のコンピュータエキスポ)にて、M9188とM9148を使用して12面のモニターに表示するシステムのデモンストレーションを公開しました。
VIDEO Microsoft Windows 7 および Windows Aero表示に対応 新しいASICをベースに設計されており、最新ドライバーでWindows 7にも対応し、
マルチモニターに表示できるグラフィックボードです。
また、Windows Aero(WDDMモード)表示もサポートしています。
Mシリーズ向けに機能拡張されたマルチディスプレイ ドライバー“Matrox PowerDesk” Matrox PowerDesk-SE 2.04以降のドライバーにより、Mシリーズのマルチモニター機能をさらに拡張できます。
また、インターフェースもより使いやすく改良されています。
最新ドライバーはMatroxのWEBサイトよりダウンロードいただけます。
Mシリーズ向け'Matrox PowerDesk'で可能なマルチディスプレイ機能 伸張表示機能 複数のモニターを1つの大きなモニターとして使用できます。動画を複数のモニターにまたがって表示することも可能です。
独立表示機能 複数のアプリケーションをそれぞれのモニターに表示できます。
クローン表示機能 複数のモニターにそれぞれ同じデスクトップを表示できます。3画面のうち2画面をクローンにするなど、柔軟な設定が可能です。
ポートレート表示機能 モニタの表示画面を90度、180度、270度回転させることができ、縦型表示が可能です。
デスクトップ分割機能 1つのデスクトップ領域を分割して仮想的なマルチモニター表示を実現します。
分割されたそれぞれのスペースでアプリケーションを最大化表示させることができます。
Mode Management機能 標準設定ではサポートされていない解像度およびリフレッシュレートを選択することができます。
ベゼルマネージメント機能 複数のモニターにまたがって動画または静止画を表示する場合に、モニターのベゼル(フレーム)部分で画像がずれてしまわないよう、フレームの幅分だけ画像をずらして表示するよう設定できます。
エッジオーバーラップ機能 1枚のグラフィックボードに接続した複数のプロジェクターからの出力を継ぎ合わせて表示する際に、隣り合う画像の境目を継ぎ目なく表示するよう、オーバーラップ表示し、表示幅をピクセル単位で調節することができます。
エッジブレンディング機能を持ったプロジェクターを使用して、オーバーラップ表示部分の明るさを調節することで、さらに境目が目立たないよう表示できます。
※本機能は、2010.11.26公開のWindows 7用ドライバーVer.4.00.02.001以降より使用可能です。
デスクトップズーム機能 1面または複数のモニターにまたがって表示された画面の一部を
同じグラフィックボードに接続された別のモニターにズーム表示できます。
ジョイント機能 2枚のグラフィックボードを同一システムで使用し、ボードをまたいでの伸張表示、独立表示、
クローン表示などを設定できます。
2枚のグラフィックボードを使用して伸張モード表示 最大16台の伸張モード表示が可能です。
タスクバーは構成されたモニターの一番下にのみ表示されます。
2枚のグラフィックボードを使用してクローン表示 ■最大16台までのモニターに同じデスクトップを表示することができます。
■最大8台のモニターに伸張モードで表示した内容を同じモニター構成の最大8台までのモニターにクローン表示することができます。
■最大8台のモニターに独立モード(各モニターに別々のアプリケーションを表示)で表示した内容を同じモニター構成の最大8台までの別のモニターにクローン表示できます。
キーボードのショートカットキーで表示モードの切り替えが可能 キーボードのショートカットキーに表示モードの設定をわりあてておけば、再起動なしにキーボードで簡単に表示モードを変更することができます。
キーボードショートカット(for M series)機能の設定手順 1.Keyboard ShortcutsはディスプレイドライバソフトウェアMatrox PowerDeskの機能の一つです。
PowerDeskがすでにインストールされている場合、WindowsのスタートメニューからPowerDesk設定画面を表示します。
2.Matrox PowerDeskより“Multi-Display Setup”ダイアログボックスを立ち上げ、モニタの構成や解像度などを設定し、右下の“Favorites”の“Save ”をクリックし、設定に名前をつけて保存します。
3.Matrox PowerDeskの“Keyboard Shortcuts”ダイアログボックスを立ち上げ、保存した設定にショートカットキーを割り当て、OKボタンをクリックします。
4.設定したショートカットキーにより、再起動なしで表示モードの切り替えができます。
デジタルサイネージ向けに設計されたベゼルマネジメント機能 マルチモニター表示機能を用いてい複数のモニターにまたがって画像をオーバーレイ表示する場合に、モニターのフレーム部分で画像がずれてしまわないよう、フレームの幅の分だけ画像をずらして表示し、フレームの裏側で画像がつながっているように表示することができます。システム上で簡単に調節ができ、使用する画像もフレーム幅に合わせて作成する必要がありません。
Matrox Bezel Managementを使用しない場合
Matrox Bezel Managementを使用した場合
Matrox Bezel Management (for M series)機能の設定手順 Bezel ManagementはディスプレイドライバソフトウェアMatrox PowerDeskの機能の一つです。PowerDeskがすでにインストールされている場合、WindowsのスタートメニューからPowerDesk設定画面を表示します。なお、事前にMatrox PowerDeskのMulti display set-upより解像度を設定し、その際にストレッチ(伸張)モードに設定してください。
1.Matrox PowerDeskより“Bezel Management”ダイアログボックスを立ち上げます。ダイアログボックスの表示が一部異なる場合がございます。
2.画像位置を編集したいモニターをクリックで選択すると、隣り合うモニターにまたがって“X”状の斜線が表示されます。ダイアログボックス画面内左下の“Adjustment”オプションで、水平(Horizontal)または垂直(Vertical)方向にフレームの幅だけpixel数を増加させながら、“X”の2本の斜線がまっすぐつながるよう調節して(下図参照)、選択したモニター内の画像の表示位置を移動させ、OKボタンをクリックします。
調節される前の“X”はフレーム部分で直線がずれている
選択したモニターの表示をフレーム幅分ずらすことで“X”の斜線が2本ともそれぞれまっすぐつながっている
3.2の手順でモニター1と2、モニター1と3、モニター4と3および2の間をフレーム幅分調整します。
Matrox Desktop Zoom機能でデジタルサイネージの表示を管理 Desktop Zoom機能 活用例 (デジタルサイン + ナビゲーション)
Mシリーズから4面のモニターに接続し、Desktop Zoom機能を使用して、
縦3面のデジタルサインモニター + 横1面のナビゲーションモニターの構築が可能です。
縦3面のデジタルサイン用モニターにまたがって表示した画面を残りの1面のモニターにズームアウト(縮小)表示することで、横1面のモニターをナビゲーション用として使用することができます。
高解像度、デュアルリンク表示に対応 DVI最大解像度はモニター1台あたり1920×1200、VGA最大解像度は2048×1536に対応しています。
また、M9125 PCIe x16 DualLink/J(型番:M9125/512PEX16)は2560×1600のデュアルリンク表示に対応。
新ラインナップのDisplayPort出力対応の4製品は、2560×1600のDisplayPort出力に対応しています。
ファンレス/省電力設計 ファンレスモデルは稼動部分がないため、さらに高い耐久性(長寿命)を図ることができます。