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Matrox MLCS/J Monarch LCS

Matrox MLCS/J Monarch LCS

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Matrox MLCS/J Monarch LCSの商品説明

一台で理想的なレクチャーキャプチャーを実現するH.264エンコーダー

Monarch LCSは、文教向けに開発されたH.264エンコーダーです。
SDIまたはHDMIカメラ映像とプレゼンテーション資料を同時に取り込み、合成して簡単に録画・ストリーミング配信できます。
簡単な設定により一台で理想的なレクチャーキャプチャーを実現するコストパフォーマンスの高いデバイスです。

スケジューラーによる自動オペレーション



事前にスケジュールを設定し、MonarchLCSを自動的に制御可能です。これにより、スケジューラーによる無人オペレーションを実現します。

MonarchLCSのスケジューラーは、汎用性のあるiCalender 形式(.ics)をサポートします。Google CalenderやMicrosoft Outllook等で予めスケジュールを作成し、エクスポートファイル(icsファイル)をMonarchLCSに登録します。

また、ひとつのカレンダーから複数のデバイスのスケジュール設定が可能です。いつ、どのMonarchLCSを動作させるのか、簡単に設定してデバイス毎にスケジュール通り動作させることができます。
本機能は最新のファームウェアにより可能です


ファイル保存・転送機能



SDカード及びUSBデバイスに保存されている録画ファイルをネットワーク上の共有フォルダーに転送可能です。

ファイル転送は、手動または、時間を設定して自動で行えます。時間設定で転送を行えば、ネットワークのピーク時に起こりがちなデータ破損などを回避できます。またファイル転送の実行の有無も確認できます。
(本機能は最新のファームウェアにより可能です)


OpenCapture形式のASPサービスに対応

OpenCapture形式のASPサービスで使用できる設定ファイルを作成可能です。
本機能は最新のファームウェアにより可能です


多彩なレイアウトで合成



取り込んだ映像を合成する際に、ピクチャー・イン・ピクチャー(P in P)やサイド・バイ・サイド(Side by Side)など、シーンによって最適なレイアウトを選択できます。また、入力映像を変更したい場合には、本体のスイッチボタンで簡単に切り替え可能です。


視聴者がレイアウトを設定可能



視聴者側もがレイアウトを選択できるため、積極的にコンテンツに関わっていただけます。同期のとれた映像と音声を保ちながらシームレスに好みのレイアウトに切り替えられます。


タブレット端末で簡単に制御



Monarch LCSと同一ネットワーク上にあるタブレット端末(通常のウェブブラウズアプリケーションに対応しているもの)で簡単に制御できます。ユーザーインターフェースは直感的に操作しやすく設計されており、どこからでもワンクリックでエンコードが開始できるようにデザインされています。配信・録画の様々なプリセットが用意されており、解像度やビットレートなど必要なパラメーターを設定できます。エンコーディングのパラメーターはカスタマイズが可能であり、配信先や操作モードの設定とともにユニークなプロファイルとして保存できます。複数のオペレーターが使用する場合にも、一度設定したプロファイルは簡単に読み込むことができ、再入力の手間がかかりません。


既存システムと簡単に連携



Monarch LCSは、ネットワーク環境での使用を前提として設計されており、資産管理ソリューション(OpenCastVMSやMoodle LMなど)により管理されている既存のインフラにシームレスに連携して使用できます。また、スケジューラー機能はオープンソースiCalソフトウェア(Googleカレンダーなど)に対応しており、スケジュールを作成し、.icsファイルフォーマットに書き出して、簡単にデバイスに読み込めます。スケジュールはいつでも読み込むことができ、定期的にネットワーク上のスケジュールを読み込むように設定することも可能です。


高品位なエンコーディング機能



Monarch LCSの2系統H.264エンコーダーは最大20Mb/sのエンコーディング性能を有しています。この2つのエンコーダーは、それぞれ別々に設定(ビットレートや品質)でき、さらに、パワフルなスケーリング機能、インターレース解除機能、再現性を高めてエンコーダーへ送るためのノイズ低減エンジンなどを搭載しています。それぞれのエンコーダーは1080p30でエンコードするよう設定できます。


エンコード先の設定



Monarch LCSの2つのエンコーダーは配信・録画先を複数設定できます。録画のために使用する場合、どの再生ソフトウェアでも再生できるようにMOVもしくはMP4でキャプチャーできます。録画先は、USBドライブ、SDカード、もしくはネットワーク上にある共有ドライブのいずれか指定でき、LMSやVMSに即座に活用いただけます。配信に使用する場合には、RTMP・RTSPプロトコル両方に対応しており、ローカルメディアサーバーやクラウドベースのCDNサービスでライブ配信できます。


柔軟な入力対応



Monarch LCSはHDMI x 2系統、およびHDMI x 1系統 + SDI x 1系統の入力に対応しています。また、音声はエンベデッドおよびアナログ入力に対応しています。SDIとHDMIの両方に対応することで、最適なシステム構成を実現できます。SDIケーブルで100mまで取り回せるため、エンコーダーがカメラから離れた場所に設置されている場合に最適です。HDMI入力にも対応しているため、HDMIカメラ等にも接続できます。


フレームシンクロナイザー機能



レクチャーキャプチャーでは、コンピューターと映像、音声の3つすべてを同期させる必要がありますが、それぞれの解像度とビットレートを一致させることは困難です。Monarch LCSはこの異なるフィードを同期させてからエンコーダーへ送り込みます。そのため、どの操作モードでも、映像・音声を完全に同期できます。また、搭載されたフレームシンクロナイザーは、いずれかの入力が途切れてしまった場合においても、断絶のない配信・録画を実現します。


ライブ映像のプレビュー出力



SDIおよびHDMI出力に対応し、入力映像もSDIまたはHDMIを選択して出力できます。また、HDMI出力においては、エンコーディングのパラメーターの解像度を選択でき、遠隔の視聴者に送られるコンテンツのプレビューを確認する場合にも適しています。


遠隔管理



付属のアプリケーションである『Matrox Utils』を使用して、ネットワーク上にあるすべてのMonarch LCSデバイスのステイタスやファームウェアのバージョンが最新であるかどうかを確認できます。また自動でデバイスのソフトウェアを更新することも可能です。さらに、このソフトウェア経由でネットワーク上にあるMonarch LCSの再起動も実行できます。


多用途に利用できるAPI



Monarch LCSには『Monarch LCS Dev Tools』というAPIが用意されています。APIには自動設定ツールやMonarch LCSを制御するツールが含まれており、Monarch LCSをシステムの一部として活用できます。APIを使いこなすことでシステム管理の一元化が可能となり、Monarch LCSのCommand Centerから制御する手間も省けます。


Crestronでの制御



Crestronの制御システムがある場合、Monarch LCSのControl APIは理想的な形でMonarch LCSの機能を既存システムに連携させて活用できます。Monarch LCSの登録ユーザーはCrestron 2-Seriesと3-Seriesを運用するためのサンプルをダウンロードできます。


堅牢で実用的なデザイン



Monarch LCSの正面中央には外付けストレージデバイスのためのUSBポートが搭載されており、正面右側にはWebベースのUIの代わりに制御できるボタンが3つあります。接続系統は背面にあり、電源は外れないようロックが施されています。また、1Uトレイにちょうど2式収まるようデザインされています。

仕様

商品構成

Monarch LCS本体
ACアダプター
ACケーブル
保証書および保証規定

入力/出力

■HDMIビデオ入力1(ビデオソース)
 ・プログレッシブ
  1920x1080 @ 60/59.94/50/30/29.97/25フレーム/秒
  1280x720 @ 60/59.94/50フレーム/秒

 ・インターレース
  1920x1080i 29.97/25フレーム/秒


■HDMIビデオ入力2(PCソース)
 ・プログレッシブ
  1920x1080 @ 60/50フレーム/秒
  1280x720 @ 60/50フレーム/秒

 ・インターレース
  1920x1080i 29.97/25フレーム/秒


■HDMIビデオ出力
 ビデオ入力信号のプレビュー出力(SDI入力または、HDMI入力から表示するソースを選択)
 入力がSD解像度の場合、HDMIプレビュー出力はHD出力上のウィンドウボックスに表示されます。


■SDIビデオ入力
 ・プログレッシブ
  1920x1080 @ 60/59.94/50/30/29.97/25フレーム/秒
  1280x720 @ 60/59.94/50フレーム/秒

 ・インターレース
  1920x1080i 29.97/25フレーム/秒
  720x486i @ 29.97フレーム/秒
  720x576i @ 25フレーム/秒
  SMPTE 259M/292M/424M(Level A)/425M 準拠


■SDIビデオ出力
 ビデオ入力信号のプレビュー出力(SDI入力または、HDMI入力から表示するソースを選択)


■オーディオ入力
 HDMIまたはSDIエンベデッドオーディオ8チャンネルのうち最初の2チャンネルを使用
 3.5mmミニステレオジャック(アナログ ステレオ)
 ラインレベル


■オーディオ出力
 HDMIまたはSDIエンベデッドオーディオ8チャンネルすべてをパススルーで出力
 3.5mmミスステレオジャック(アナログ ステレオ)
 ラインレベル


■FS(フレームシンクロナイザー)
 Monarch LCSは、不安定な入力信号への対策としてFS(フレームシンクロナイザー)回路を搭載しています。
  FS回路はSDI入力にもHDMI入力にも適応され、ストリーミングでも録画でもドロップフレームや重複フレーム無しのスムーズな処理が保証されます。

H.264/MPEG-4 Part 10 (AVC) ビデオエンコーダー

■解像度
 128x128-1920x1080よりエンコーディング解像度を選択


■ビットレート
 2つのエンコーダーのうち片方のエンコーダーのみ使用:最大16Mbps(ストリーミングモード)
 2つのエンコーダーのうち両方のエンコーダーを使用:最大8Mbps(ストリーミングモード)
 2つのエンコーダーのうち両方のエンコーダーを使用:最大10Mbps(レコーディングモード)


■エンコードフレームレート
 60/50、30/25および15/12.5からエンコードフレームレートを選択
 2つのエンコーダーのうち片方のエンコーダーのみ使用:最大1080p 60fps
 2つのエンコーダーのうち両方のエンコーダーを使用:最大720p 60fps または、1080p 30fps


■エンコーディングプロファイル
 Baseline、MainおよびHign


■エンコーディングコントロール
 2.0、3.0、3.1、4.0、4.1レベル サポート
 GOPサイズの変更が可能
 VBR(可変ビットレート)をサポート
 ブロックノイズ抑制フィルター

MPEG-4 AAC オーディオ エンコーダー

■標準
 AAC-LC


■周波数サンプル
 32、44.1および48kHz(アナログ入力からデジタル化した場合)


■チャンネル
 2チャンネル ステレオ(L/R)


■ビットレート
 32kbps-256kbps
 オーディオコーデック設定は2つのエンコーダーによるストリーミングまたはファイル送信に適用。

スケーラー

高品質マルチタップ 10-bit スケーラおよびインターレース解除(ストリーミングとレコーディングの両方で可能)

レコーディング ファイル フォーマット

■ファイル形式
 MP4およびMOVファイル(ACCエンベデッドオーディオ2チャンネルを含む)


■録画時間
 最長録画時間:290分(使用される保存方法に関係なし)
 ファイル分割機能により、複数のファイルに分割して録画可能。
 フレームを損失することなく連続する複数のファイルとして保存します。
 分割する際のサイズは1-300分の長さで指定できます。
 また、FAT32でフォーマットされたメディアを使用した場合、ファイルが4GBに達すると、自動的に分割されます。

ネットワークインターフェース

■コネクター
 イーサネット端子 10/100/1000 Base-T(RJ45)


■プロトコル
 RTMP, RTSP/RTP, IPv4サポート
 ユニキャストおよびマルチ ユニキャスト

ユーザーインターフェース

■PCベース制御
 HTTP経由でPCまたはMacの標準ブラウザーでMonarch LCS Command Centerにアクセスし、設定


■本体のインターフェース
 フロントパネルのプッシュボタンでエンコーダーの機能(録画または配信)のスタート/ストップを制御

ファイル レコーディングのためのストレージ

■2 x USB 2.0
 NTFS(3.1)およびFAT32ファイルシステム対応
 USB3.0デバイスを接続した場合でも、USB2.0の速度で書き込みを行います。
 また、USBメモリーは書き込み速度にばらつきがあるため、書き込みにはUSBドライブの使用を推奨します。
 持ち運びに便利な小さいサイズのメディアを使用する場合には、SDカードの使用を推奨します。


■1 x SD カードスロット
 SDまたはSDHCカード対応
 NTFSでフォーマットされたSDXCカード対応
 (Class 10メディアを推奨)


■ネットワーク ドライブ
 Windows Shareプロトコル(Windows)及びNFSプロトコル(Mac、Linux)を使用するネットワーク上にあるコンピュータ内の共有フォルダーへの書き込みが可能

その他

■サイズ
長さ21.6cm×奥行15.3cm(リアパネルのBNCコネクターを含む)×高さ3.8cm(ゴム足を含む)


■重量
0.6kg


■電源
AC100-240V, 0.5A, 50-60Hz
入力:外部AC/DCアダプター(IE320-C14)
出力:+5VDC, 最大3A
消費電力:15W, DIN4, ロッキング パワー コネクター


■動作環境
動作温度:0-40℃
動作標高:3000mまで
動作湿度:20-80%(結露なきこと)


■輸送・保管環境
輸送標高:12,000mまで
保管湿度:20-80%(結露なきこと)


■認証
FCC Class A
CE Mark Class A
ACMA C-Tick Mark
VCCI
ACアダプターの認証規格:UL-CUL(UL60950-1)、TUV-GS(EN60950-1)、T-LICENSE(BS EN60950-1)、CCC(GB4943.1-2011)、PSE(J60950)、SAA(AS/NZS60950-1)、KC-MARK(K60950)、S-MARK(UEC60950-1)
RoHS指令 2002/95/EC

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