新たに高速性と追従性に優れた位相差検出方式とAF精度の高いコントラスト検出方式のメリットを兼ね備えたファストハイブリッドAFシステムを採用。4K HDR記録対応に対応した1.0型積層型CMOSセンサー搭載XDCAMメモリーカムコーダー
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ファストハイブリッドAF(オートフォーカス)システム
高速性と追従性に優れた位相差検出方式とAF精度の高いコントラスト検出方式のメリットを兼ね備えたファストハイブリッドAFシステムを採用しています。
イメージセンサーには273点の像面位相差検出AF(*1)センサーを配置し、画面の最大約84%をカバーする広いAFカバー率を実現。
動画向けに新たに開発したアルゴリズムとあわせて、高速性・高い追従性を実現し、フォーカスの正確性がより求められる4K動画(*2)撮影時も、被写体をスムーズかつ高精度に捉え続けることができます。
【タッチ操作による簡易性】
タッチ操作により追従する被写体をすばやく変更でき、取材などフォーカス合わせに集中できないシーンでも直感的な操作ができるため、撮影ミスを軽減します。
【幅広いカスタマイズ性】
AFの駆動速度を7段階に、追従範囲・乗り移り感度をそれぞれ5段階に設定できるため、撮影シーンや撮影者の表現・意図に合わせた細かなフォーカス表現が可能です。
最大273点、84%のAFカバー範囲
*1 イメージセンサー面上で位相差検出AFを行う方式。レンズからの入光を2方向に分け、2つの信号を合わせることでズレを検出し、合焦するためのレンズ移動距離を算出(位相差検出)します
*2 100Mbps記録時にはUHS-I (U3)のSDHC/SDXCメモリーカードが必要です
4K HDR対応
ポストプロダクションの時間を短縮してHDR映像制作を実現するインスタントHDRワークフローに対応。
HLG方式による4K HDR撮影に対応し、従来よりも広いダイナミックレンジで撮影することで、視覚で捉えたイメージに近い輝度表現、コントラスト、色彩をもつ豊かな映像を残すことができます。
HLG方式で記録した映像は、撮影後にカラーグレーディングを必要としないため、効率的なHDR映像の制作が可能です。
また、広色域・広いダイナミックレンジを生かした記録を可能とするS-Log3/S-Gamut3などの収録にも対応しています。
スーパースロー / スロー&クイックモーション
最高960fpsのスーパースローモーション撮影(*)が可能となり、フルHD120fpsスロー&クイックモーションは無制限に撮影可能です。
* 音声記録はできません。Class10以上のSDHC/SDXCカードが必要です
1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RS搭載
高精細で低ノイズな映像と、美しいぼけ味を実現する1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RSを搭載しています。
最新の画像処理エンジンBIONZ XとフロントエンドLSIの組み合わせにより、画素加算のない全画素読み出しの4K動画を最大100Mbpsの高ビットレートで記録可能です。
広角29.0mm、全画素超解像24倍ズームのZEISSレンズ
広角ZEISS(R)バリオ・ゾナーT* 29mm(*1)光学12倍ズームレンズは、全画素超解像ズーム機能を用いて18倍(*2)ズームを実現します。
AAレンズ(advanced aspherical=高度非球面成型)とED(特殊低分散)レンズを含む11群17枚のZEISS(R)レンズにより、画面周辺部においても高い解像度を実現します。
また、7枚羽根の虹彩絞りにより、美しいぼけのある映像表現も可能です。加えて、センサーからの高速読み出しにより、 鉄道などの高速な被写体を撮影する際に起こりやすい動体歪み(ローリングシャッター現象)を低減します。]
ZEISSレンズ
*1 35mm判換算
*2 4K撮影時18倍、HD撮影時24倍
3G-SDI出力×1とHDMI出力×1を搭載
3G-SDI出力からは高品質な1080 60p/50pビデオの伝送がBNCケーブル一本で接続が可能。これにより、プロフェッショナルモニターによる高品位な映像確認や、スイッチャーなどの各種放送機器との融和性を確保します。
HDMI出力はHDのみならず4K信号出力にも対応します。HDMIは民生機との接続親和性が高く、さらにタイムコードやRECトリガーが重畳されているので、外部レコーダーを用いる場合にも便利です。
※ SDIとHDMIは同時に出力できません
有機ELビューファインダーXGA OLED Tru-Finder(R) とワイド液晶モニター搭載
有機ELビューファインダーXGA OLED Tru-Finder(R)は約236万ドット相当の有機ELを採用。
高い解像感と、自発光方式ならではの高コントラスト性能を備え、被写体の細部に至るまで見たままに忠実な画像をファインダー上で再現します。
また、高解像の3.5型ワイド液晶モニター(約156万ドット)を搭載し、画角やピント確認も行いやすいため、撮影に集中できます。
デュアルメモリーカードスロットでのバックアップ記録
2つのメモリーカードスロットで、同時記録(同一記録モードのみ)やリレー撮影が可能なため、バックアップ記録や長時間記録に対応します。
録画やズーム操作に対応する着脱可能なXLRハンドルユニット
RECボタンやズームレバーを備えた新たなXLRハンドルユニットを搭載しており、内蔵マイクに加えて、業務用マイクを使用することが可能です。
また、入力レベル、アッテネーター(0/10/20dB)、ローカットフィルターなどが設定でき、コンデンサーマイクにファンタム電源供給も可能です。
マルチインターフェース(MI)シュー
XLR ハンドルユニットを使用しない場合には、マルチインターフェースシューアダプタ「SMAD-P3」を介してワイヤレスマイクロホンパッケージ「UWP-D11」「UWP-D12」の電源供給やケーブルレスでの音声信号入力が可能です。
ワイヤレスマイクロホン「ECM-W1M」を使った音声入力やトランシーバー機能にも対応します。
※ LED ライト「HVL-LBPC」は使用できません
モニタリングやリモートコントロールが可能なワイヤレス機能
2.4GHz帯に加え5GHz帯で通信可能なWi-Fi接続機能を搭載しています。モバイルアプリケーションContent Browser Mobile(*1)を用いた、
「撮影前のアングル確認」「録画中のモニタリング」「カメラのリモコン操作(録画スタート・ストップ/タッチフォーカス/画角/アイリス調整など)」が可能です。
NFC(近距離無線通信)に対応しているので、ワンタッチでモバイル端末と接続することができます。
また、有償のワイヤレスTCリンク対応アップグレードライセンス「CBKZ-WTCL」(*2)を使用することで複数のカメラ間でのワイヤレスタイムコード同期も可能になります。
*1 Content Browser Mobileは、Google Play、Apple App Storeより無償で提供しています
*2 2017年12月上旬発売予定の有償ライセンス「CBKZ-WTCL」
クラウドサービス“XDCAM air”対応予定
XDCAMカムコーダーを中心に展開しているワイヤレスソリューションを更に強化するサービス“XDCAM air”への対応を予定しており、報道取材にも対応したネットワーク機能を強化します。
操作性・信頼性・効率的なワークフロー
RM-1BP・RM-30BP/MCX-500と連携
HDMI Type A端子に加え、REMOTE端子ステレオミニミニジャック(φ2.5mm)を搭載。
民生用機器との接続親和性の高いHDMI端子に加え、リモート端子も搭載し、別売のリモートコマンダー RM-1BP・RM-30BPやコンパクトライブスイッチャー MCX-500とのケーブル接続も簡単に行えます。
TC(タイムコード)/UB(ユーザービット)記録に対応
ポストプロダクション時の負担を軽減するプロキシ記録や、複数台のカメラを運用する際に必要なTC(タイムコード)/UB(ユーザービット)記録に対応しています。
XAVC、MPEG2 HD対応
記録フォーマットは、4:2:2 10bit(HD)および 4:2:0 8bit(QFHD) による高画質記録が可能なXAVC(R)を採用。放送局で十分な実績を持つMPEG2 HDにも対応(*)しています。
* 有償ライセンス『CBKZ-SLMP』(別売)が必要です