4K対応の18倍ズームレンズとビューファインダー、マイクを付属し、コストパフォーマンスに優れたXDCAMショルダーカムコーダー
2/3型4K Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載
最新の2/3型4K CMOSイメージセンサーと高精細な信号処理LSIの搭載により、4K撮影においてもF10の高感度、S/N 61dBの低ノイズなど高画質を実現しています。
2/3型のイメージセンサーは、被写界深度が深いのでピントが合いやすく、番組/報道制作用ショルダーカムコーダーに最適なサイズとされています。
多彩なB4マウントレンズが使用可能
2/3型イメージセンサー、B4レンズマウントによって、さまざまなバリエーションの4KまたはHD用B4レンズを装着できます。
従来からのレンズ資産を活用することで、コスト削減を図りながら、それぞれの撮影シーンに合わせて、多彩な表現で収録できます。
レンズ取付部
最適化された重量バランス
軽量設計およびレンズ装着時の重心位置の最適化を行い、肩担ぎの状態で最適な重量バランスを実現。
長時間運用においても安定した撮影を実現します。加えて、HD用ショルダーカムコーダーの特長および操作性を継承しており、従来同様のオペレーションが可能です。
4K/HD同時記録
4K(XAVC QFHD 59.94p)とHD(MPEG HD42259.94i)による同時記録をサポートしました。
4K素材はアーカイブとして保存しながら、放送用の編集には負荷の軽いHD素材を使用するなど、最適な4K/HD混在ワークフローを構築できます。
マルチフォーマット収録
XAVC QFHD Intra/Long 59.94pでの4K収録が可能です。さらにHD収録で幅広く使用されているMPEG HD422、
MPEG HDコーデックもサポートしているため、4KとHDが混在する状況においても費用対効果に優れた運用が可能です。
HDR収録
報道から番組制作まで、さまざまな用途で使用いただけるようS-Log3、HLGによるHDR収録に対応しました。
4K/HD同時記録との併用により、4K HDR収録、HD SDR収録といったフレキシブルな運用を実現できます。また、カラースペースはITU-R BT.2020に加えて、S-Gamut3 / S-Gamut3.Cineでの収録をサポートしました。
低消費電力
最適化された回路設計により、通常撮影時(*)、約24Wの低消費電力を実現。
バッテリーの消費を抑え、長時間のオペレーションが可能となります。
* XAVC収録、カラーLCDモニターオンの場合
豊富なネットワーク機能
ENGにおける、革新的なワイヤレス取材ワークフローを実現するため、多彩なネットワーク機能が搭載されています。
例えば、「オンライン」ボタンを使用すると、簡単な操作でプロキシ転送が可能です。さらに、4K収録中でも、ライブストリーミングによる生中継ワークフローをサポートしています。これらの機能は、今後の4K制作の効率化には欠かせない重要な機能の一つです。
簡単に無線LAN接続を行えるNFC
NFC機能により、スマートフォン/タブレット向けアプリケーションであるCBM (Content Browser Mobile)から簡単に接続できるため、
面倒なネットワーク設定作業を省略できます。
さまざまな入出力インターフェイス
以下のような豊富なインターフェイスが搭載されています。
●SDIによる4K 59.94p出力(*)
●アナログ/デジタルオーディオに対応した音声入力
●HD/SD-SDI信号の入力、および収録が可能
それぞれのインターフェイスは独立した端子として搭載されているため、入力や出力を切り替えたりする必要はありません。
* オプションライセンス(別売り)「CBKZ-Z450QL」が必要です
背面部入出力端子
側面部入出力端子
フルHD有機ELビューファインダー対応
フルHD有機ELビューファインダー『HDVF-EL30』、『HDVF-EL20』を含む、さまざまなソニー製ビューファインダーに対応しています。
有機ELビューファインダーは、4K収録におけるフォーカス調整で威力を発揮します。HDVF-EL30には、960×540の解像度を持つサブLCDモニターも搭載されています。
HDVF-EL30
HDVF-EL20
ワイヤレス取材ワークフロー
ネットワークRXステーションPWS-100RX1 / 110RX1 / 110RX1Aとの接続をサポートしています。
ソニーQoSを使用した高品位なライブストリーミングが可能で、SNGや外部アダプターを使用することなく、HD品質の映像を伝送できます。
本局に設置されたサーバー側の操作で、ライブストリーミングのSDI出力へのアサイン、モニタリング、プロキシクリップのサムネイルリストの表示、FTPサーバーへのプロキシ転送などが可能です。
※ 画像はイメージです
1080/60iストリーミング
新たな伝送モードとして1080/60i(最大10Mbps)をサポート。パンやズームなど、動きのある映像でも、滑らかな映像を伝送可能です。
デュアルリンク対応(*)
2本のUSBモデムを同時接続し、無線ネットワークを束ねることで、高画質なストリーミング映像を安定して伝送することが可能です。
※ 画像はイメージです
* デュアルリンクを行うには、別途CBK-DL1(カムコーダー用USBアダプター/希望小売価格 120,000円+税)、
およびネットワークRXステーション(PWS-100RX1 / 110RX1 / 110RX1A)用の有償の『デュアルリンクライセンス』が必要です
高品位フォーカスマグ
よりシビアなフォーカスに対応するため、4Kネイティブデータから切り出された画を表示できる高品位フォーカスマグを搭載
追加された便利機能
●QFHD/XAVC-L収録時、最大6-8秒のキャッシュRECをサポート
●4Kのスロー&クイック収録をサポート
●ノイズサプレッションにSuperモードを追加
●ゲイン設定にノイズサプレッションモードが連動するゲインリンクNRを追加
●4KインターバルRECモードをサポート
●Slow & Quick Motionのアサイナブルスイッチへの登録