オープンスタンダードのSMPTEファイバーケーブルを使用して、最大2km離れた場所にカメラを配置、給電可能なコンバーター
URSA MiniやURSA Broadcastカメラの背面に取り付けて使用します。オーディオ、ビデオ、カメラコントロール、タリーを光ファイバーに変換するだけでなく、お手持ちのカメラの背面にプロ仕様のスタジオカメラコントロールを追加できるのです。リターンフィード、プログラムオーディオを含む音量調整が可能なデュアルインターコム、録画ボタン、フォーカス/アイリスコントロール、ヘッドセットコネクター、オーディオなどのコントロールが搭載されています。また、Camera Fiber Converterは、プロ仕様のBlackmagic Studio Viewfinderなどのアクセサリ用に、上部にVロックマウントプレートも搭載しています。他にも、Ultra HDのカメラフィード、3系統のHDリターンフィード、完全なリモートカメラコントロール、PTZ、複数チャンネルのトークバック、タリー、電源などのコネクターが搭載されています。
あらゆる場所にカメラを設置
被写体にさらに近づいて撮影！スタジオや野外の大規模なスポーツ施設での撮影では、遠く離れた場所にカメラを設置する必要がある場合があります。SDIは一般的に使用されているインターフェースですが、長距離送信には不向きです。これまでは複数のケーブルを使う必要がある上、電源、トークバック、タリー、ビデオ、オーディオ用の高価なエクステンダーが必要でした。セットアップが複雑になることにより、技術的な問題が生じる可能性も高かったのです。しかし、あらゆる重要な信号と電源を、長距離伝送可能な1本のSMPTEファイバーケーブルに変換することでこの問題を解決できるようになりました。つまり、カメラをどこに設置しても、会場外の中継車やスタジオのコントロールルームに接続できるのです。SMPTEファイバーは世界的な放送業界の標準規格であるため、一般的に入手可能なケーブルや連結用の機材を使用できます。Blackmagicのファイバーコンバーターは低価格設定となっているため、従来の放送局や新規のウェブ放送局、オーディオビジュアル設備、宗教機関、教育機関などでもハイエンドの放送テクノロジーを使用できます！
耐久性と安全性を備えたSMPTEファイバー
多層構造のフェイルセーフ設計で電源を止め、危険を回避Blackmagicのファイバーコンバーターは、両端に標準のSMPTE 304端子の付いた、SMPTE 311Mハイブリッド光ファイバーケーブルを使用します。これらのケーブルは、双方向のファイバーペア、データペア、電源ペアで構成され、中心の強化部材により継続的な使用にも持ちこたえる耐久性があります。また、電源の継続的なモニタリングを行うマイクロコントローラーが搭載されており、光信号が安定していること、そして電源が安全基準内で供給されていることをコンバーター間の交信により確認します。ケーブルのダメージや漏電が検知された場合、危険防止のために電源が即座に止まります。
スタジオカメラのコントロールを追加
放送用カメラを専用のスタジオカメラに変換！一般的に、スタジオカメラはカメラの背面に操作ボタンが付いていますが、放送用カメラはカメラの側面に操作ボタンが付いています。Blackmagic Camera Fiber Converterは、SMPTEファイバーのサポートを追加するだけでなく、幅広いコントロールや機能をカメラの背面に追加するので、お手持ちのカメラをプロ仕様のスタジオカメラとして使用できます。2つの独立した放送基準の5ピントークバック接続、3系統のリターンフィード、2つの追加オーディオ入力、PTZおよびトラッカー接続、さらにアクセサリ給電用のD-Tap/DC出力も搭載しています。これらのコントロールをカメラの背面に追加できることで、お手持ちのカメラをスタジオカメラと同様に使用できます。
IPビデオ用の10Gイーサネット
超高速、低遅延のイーサネットでビデオ、オーディオ、コントロール信号を送信！SMPTEファイバー接続は、オープンスタンダードの10Gイーサネットなので、Blackmagic Camera Fiber Converterは、IPビデオを使用します。つまり、すべてのビデオおよびリターンフィードは、ハイエンドな放送品質の可逆10-bitエンコード/デコードによるIPベースになります。トークバック、タリー、カメラコントロールおよびレンズコントロールなど、その他の接続もまた低遅延のIPに変換されるので、非常に信頼性の高いパフォーマンスが得られます。IPビデオを採用したことにより、Blackmagicファイバーコンバーターは将来に渡って使用できるだけでなく、高速のイーサネットインフラで使用できるようカスタマイズも可能です。
デュアルチャンネル・トークバック
バックアップに対応した2つのデュアルチャンネル・トークバックインターコム！Blackmagic Camera Fiber Converterは、2つのデュアルチャンネル・デジタルトークバック用の接続を搭載。プロ仕様の5ピンXLRのトークバックヘッドセットを使用できます。プログラムリターンフィードとトークバックヘッドセットの調整が可能なので、他のスタッフと話す時にボリュームを調整できます。トークバックインターコムは、プロダクション用、エンジニア用の両方に使用できます。また、光ファイバーケーブルに不具合が生じた際のトラブルシューティング用バックアップチャンネルにも対応しています。光ファイバーが動作していない場合、バックアップチャンネルに自動的に切り替わり、SMPTEケーブルのデータペアを使用します。
さらに、トラッカートークバック用の標準10ピンコネクターも搭載しています。これは、ヘッドセット用のコネクターを両方使用しており、さらにクレーンのオペレーター用にトークバックが追加で必要となる場合などに最適です。
フルサイズのプロ仕様インターフェース
テレビ業界の標準インターフェース
1.USB-Cコネクター
USB-Cポートで内部ソフトウェアをアップデートできます。
2.12G-SDI入出力
カメラからの12G-SDI出力をCamera Fiber Converterの12G-SDI入力に接続し、コンバーターの12G-SDI出力をカメラの12G-SDI入力に接続します。
3.ヘッドセット
2つの5ピンXLRコネクター（メス端子）で2つのヘッドセットに接続できます。
4.トラッカー
10ピンHiroseコネクターで、追加のインターコム出力、および赤と緑のタリー出力を送信します。
5.SDI出力
3つのSDI出力で、スイッチャーからの3つのリターンフィードを3G SDIで他の機器に出力できます。
6.SMPTEハイブリッド光ファイバーコネクター
URSA Camera Fiber Converterのオス端子に、SMPTE光ファイバーケーブルのメス端子を接続します。
7.XLRオーディオ入力
マイク、オーディオミキサーなどのプロ仕様機器から外部アナログオーディオを接続できます。
8.Molexコネクター
MolexコネクターをMolexソケットに接続してコンバーターからカメラに電源を供給します。
9.Dタップコネクター
+12V出力は、2アンプで+11.9V-14Vの外部モニターなどの電源アクセサリを接続できます。
10.PTZ
9ピンのPTZコネクターで、電動PTZヘッドに接続できます
ハイエンドの放送を実現する設計
堅牢なメタルデザイン、高品質の部品、プロ仕様のインターフェースBlackmagic Camera Fiber Converterは、超堅牢なメタルデザインを採用しており、URSA BroadcastおよびURSA Miniカメラ、あるいは標準のバッテリープレートに対応しているカメラと完璧にマッチします。野外プロダクションの厳しい環境でも、24時間稼働にも耐えうる設計となっています。また、フルサイズのテレビ業界標準コネクター（ダストキャップ付き）を搭載。上面にはスタジオビューファインダーを追加するためのVロックマウントプレートが付いています。
